FC.ALBAの存在意義を考え直す

更新日：2022年1月18日

2022年、FC.ALBAは創立15周年を迎える。

ここに至るまで多くの方のご支援をいただき、心より御礼、感謝申し上げます。

此花区の少年少女サッカーチームとして2007年に発足し、はや15年目。設立当初は此花区の選手が中心であったが、昨今は福島区、港区、西淀川区、大阪市域、大阪府域から通ってくれている選手もいる。

サッカーを通じて、人間力を磨き、中学校へ送り出す。

これは今も変わらぬクラブの「使命」である。

この15年で激戦区大阪市予選を勝ち抜き、大阪府ベスト8、5年連続で中央大会への出場、大阪府2位二度など、成績面でも結果がでてきている。

また、試合を通じて『個性を磨く』をコンセプトとした育成指針も、Jリーガーの輩出、

Jリーグ下部組織(ヴィッセル、セレッソ、ガンバ)への入団、ナショナルトレセンへの選出、関西強豪チームへの多数入団、全国大会への出場・活躍、強豪高校へ多数のスポーツ推薦、強豪大学や高校サッカー界での活躍、と果実が実りつつある。

設立時のメンバーは、今や社会人として企業や教師など社会で活躍してくれている。

サッカー初心者での入団から、FC.ALBAという『育成プラットフォーム』を通じて、自信をつけ、スキルを磨き、強み/弱みを認識し努力することの大切さを学び、社会に羽ばたく。まさに存在意義に基づいた活動になってきていると感じている。

昨今、ベンチャーでの起業が脚光をあびるが、多くの企業が3年以内に倒産しており、10年続く企業は賞賛に値する。そういう意味では、手前味噌ながら15年というのは決して簡単な年月ではないと思う。

これは、FC.ALBAというクラブが個人の私物ではなく、「地域社会の公器」として存在しているからであると思っている。

アルバで仲間ができ、アルバへの愛着をもち、アルバ魂をもって中学、高校へと進み、社会への恩返しとして指導者になって戻ってくる。指導者を経たOBOGが人材育成の大切さを学び、ミニマネジメント経験を経て、立派な社会人として旅立っていく。

年末には、OBOGが集まり、世代を超えてコミュニケーションし、コミュニティを形成する。これが、私利私欲なく、ほぼボランティア的な活動として行われてきたことが今のFC.ALBAを形成しているのである。

一方、15周年を迎えるにあたり、このままで良いのか？という思いも抱いている。

サッカー面では、

・大阪府二位、ベスト8の壁を破り、全国や関西の景色を子ども達に見せてあげたい

・更に多くの子ども達の『個性を磨く』べく、仲間の輪を更に広げたい

サッカーだけでなく、

・地域社会とWin-Winの関係を築き、相互に利活用することで経済活動を循環させたい

・理念に共感頂くパートナー企業様とタッグを組み、「人財育成」を拡大、飛躍させたい

・クラブの認知度をあげ、社会とコミュニケーションし、価値をしっかり伝えたい

クラブの持続可能(サステナブル)な体制づくりとして、

・指導者を志すOBOGで指導体制が自然と循環しつつも、一貫性ある体制づくりをしたい

・OBOGのコミュニティを更に強固にし、機能的なコミュニティにしたい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　等々

また、現下はコロナ禍においてグランド拠点が平日は舞洲となっており、なんとかして此花区のグランドへ戻してあげたい。

クラブとしての価値、認知度が高まりつつある、大阪のサッカー界に一定程度認められつつあるチームになってきたからこそ、更にたくさんの子ども達の「個性を磨く」ことで、社会への貢献、地域への恩返しをしていきたい、地域社会を巻き込んで更に大きなうねりを起こしたい。まだまだ、やるべきことがある。

次の5年、10年、20年にむけて。

2022年、FC.ALBAは15周年プロジェクトと銘打ち、様々な取り組みを推進致します。

徐々に形にして、発信、実現していくことでスタッフ自身の成長にもつなげていく。

最後に、今日に至るまで本当に多くの方のご支援があり、ここまでくることが出来ました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

これからも、FC.ALBAへの多大なるご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

写真はチーム発足当初のメンバーです(笑)

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